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タグ:ファストファッション

製造小売り、という言葉、
わたしははじめて聞いたのですが、
ファストファッションは今、
そういうかたちをとっていることが多いそうですね。

製造する業者が別にいて、
そこから卸して販売するのがか
つては定番だと思っていたのですが、
いまはそうではなく、
商品を企画して作るところから
自分たちでやるのが成功のためになっているのだとか。

確かに、安く売るためには
中間でかかるお金は小さいほうがいいですし、
間に業者を何社もはさむと、
その手数料で高くなるという仕組みがあるので、
安くするためにはそれが大事、
というのもわかります。

それがうまく回らなくなると、
お店が立ち行かなくなる、
ということでしょうか。

アメリカのカジュアルブランドなので、
そんなことはなさそうに思えてしまいますが、
実際にはユニクロなどが独自の路線で利益を生んでいるので、
海外から進出してくるのはなかなか厳しい時代なのかもしれません。

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(株)キャスター取締役COO・石倉秀明氏:
フォーエバー21もそうですけど、ファストファッション業界は明暗がはっきりと分かれてきています。ファストファッションはSPA(製造小売り)と呼ばれる業態を取ることが多く、企画から製造、販売までを自分たちの会社でやり遂げる。これはトレンドになっている商品をいち早く自分たちで作って店頭にたくさん並べて売り切るというスピード感が非常に重要になってきています。例えばZARAですと、企画してから店頭に並ぶまで世界中で一番遅くても3週間というぐらいオペレーションもかなり高度になっています。

(www.fnn.jp- 2019年11月27日)
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先週、フォーエバー21が日本撤退、
というニュースに驚いていたら、
実は経営破綻していたことがわかって、
さらに驚きました。

いっせいを風靡したとまでいえる、
ファストファッションの代表格で、
日本に入ってきた当初は本当に大勢のひとが訪れたし、
近年でもよくショッピングの舞台として
バラエティーやドラマで使われたりもしていました。

わたし自身は地方在住のため、
話の種にぐらいな気持ちで、
一度店舗を訪れたことくらいしかないです。

いったときは、たしかに流行の服がたくさんあって、
しかし、一種類の服がたくさんある、
という印象だったのを覚えています。

廉価なお店ですが「しまむら」は、
同種がたくさんというよりは、
1,2点ずつ多数の服があって楽しさがあるんですよね。

前者のほうがいろいろと効率はよさそうですが、
目で見て店頭でショッピングを楽しむには、
そういう点がもしかして人の関心になじまなくなってきたのかも、という気もします。

ファッションは、
自分の個性を開放して楽しむというとこがあるので、
人と同じのは、どれだけ流行の最先端でも、
避けたいと思うのがひとの気持ちですから。

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9月29日、米フォーエバー21(FOREVER21)の経営破綻が世界を駆け巡った。ファストファッションの代表格として世界で800店舗以上を運営してきたが、消費者や市場の変化に対応できず、近年は失速していた。

 2012年に日本に上陸した低価格業態「オールドネイビー」を17年に撤退した米ギャップ。その戦略も曲がり角に来ている。

(WWD JAPAN.com- 2019年10月3日)
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フォーエバー21が日本から撤退するとのニュースで、びっくりしました。

わたしの住む地域には
そんなファッション自社ビルが立つようなことは絶対にありませんが、
首都圏に行った際、その大きなビルを一面、
品質はチープかもしれないけれど
おしゃれな服がたくさん埋め尽くしているのをみて、
これはすごいと思った記憶があります。

しかし、わたしのまわりには
フォーエバー21がないからといって、
困っている人は会ったことがないですし、
安い服であればしまむらで、
チープだけれどもいい感じの服が買えたりするし、
そうでなければ、ネット通販で安い服が売っているので、
そういったものをまとめ買いして、
余った服はドンキで売って・・・といった感じで、
安いなりのローテーションが完成していたりするんですよね。

なので、首都圏にいってフォーエバー21でまとめ買い、
みたいな習慣はついにつきませんでした。

それを考えれば、
撤退もしかたないのかも、
という気はします。

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日本での事業展開ではファーストリテイリングも大きな壁となった。傘下のユニクロは低価格で高品質な定番商品で老若男女から幅広い支持を集める。さらに低価格で流行を取り入れたGU(ジーユー)が出店を増やしていることもフォーエバー21には逆風となった。米GAP傘下のオールドネイビーも17年に日本から撤退するなどファストファッションの淘汰が進む。

(日本経済新聞-- 2019年9月14日)
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H&M銀座店が閉店することで、話題になっているのですが、
原因は、ファストファッション自体の衰退ももちろんのこと、
銀座の場合は、ギンザシックスの影響が大きいようです。

人の流れが変わり、
松屋から三越伊勢丹、ギンザシックス、ラオックスの通りが、
いちばん人通りが多くなって、
小売りとしては一番好立地となったのだとか。

よくコンビニエンスストアのオープンなどでは、
流れを変えるために、同系列の店舗をわざと2店舗
向かい合わせにするなどの方策もあるようです。

ファッションビルの場合は、
それほどの小売乱立ではないですし、
やはり高級志向のほかのお店からのヒトの流れが、
もっとも重要だったということになるのかも。

フォーエバー21につづき、
H&Mも銀座から撤退ということになります。

ファストファッションの勢いが一段落した感もある気もします。

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2017年4月に開業したギンザシックスの影響も大きかった。ルーカス・セイファートH&Mジャパン社長は、「ギンザシックスの開業で人の流れが変わり、トラフィックが減少した」と説明する。かつて銀座8-9丁目に一時停止してインバウンド客などを降ろしていた観光バスも、今はギンザシックス内にバス乗降所ができたため、そこから銀座4丁目など京橋方向に人が流れるようになり、H&Mの店前交通量や入店客数が減少したというのだ。

(BUSINESS INSIDER JAPAN-- 2018年7月15日)
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フォーエバー21の銀座店が、
閉店するのだそうですね。

フォーエバー21は行きませんでしたが、
先日、銀座を歩く機会がありました。

人通りは大変多く、飲食店のほうには
高級そうなお店から下町のようなお店まで、
さまざまなお店が並んでおり、
ファッションのお店は、
どちらかといえば古めかしい建物が多く、
確かに年齢層的には高めなのかなという印象でした。

フォーエバー21自体が売り上げが悪いわけではなさそうなので、
これは、やはり銀座という立地のせいなのかもしれませんね。

そして他県への出店が進んでいくのあれば、
方針が変更されたと考えてもよさそうです。
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同店約300坪の家賃は、この記事では08年時点で300坪×月坪家賃20万円×12カ月=7億2000万円と推計しているが、今回10年契約を更新するとなると、20万円は少なくとも22万円にはなっているだろうから、年間家賃は7億9200万円。家賃比率が年商の25%とすると、採算分岐点は31億6800万円。とてもあの店で年間31億円の売り上げは無理だろう。

(WWD JAPAN.com-- 2018年7月12日)
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